栄養摂取と運動

■食物繊維をのぞく炭水化物を糖類とよび、食物繊維はコレステロールの吸収を抑制する効果が期待できる。

■ヒトが主にエネルギー源として利用している脂質はトリグリセリドである。

■必須脂肪酸の組み合わせは、リノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸である。

■多量ミネラルとしては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンである。微量ミネラルとしては、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンである。

■ビタミンCは水溶性である。

■成人の1日あたりの水の出納量は、2~3リットル未満である。

■アミラーゼは炭水化物を分解し、ペプシンはたんぱく質を分解する。

■三色食品群は、赤:血や肉をつくるもの、黄:力や体温となるもの、緑:からだの調子をよくするもの

■基礎食品の6分類としては、第1類:魚・肉・卵・大豆、第2類:牛乳・乳製品・骨ごと食べられる魚、第3類:緑黄色野菜、第4類:その他の野菜・果物、第5類:米・パン・めん・いも、第6類:油脂、である。

■日本人成人が摂取すべきたんぱく質の量は、総摂取エネルギーの13~20%程度である。

■健康づくり運動の最中に消費される栄養素としては、糖質と脂質である。

■減量のための運動とは、最中により多くのエネルギーを消費することができる運動である。

■体重50kgある成人が1時間の「やや速歩」を行う際に消費するエネルギー量の推定値は200~250kcalである。「やや速歩」のメッツは4~4.9であるから、計算式:4×1kcal/kg/時×50kg=200kcal 4.9×1kcal/kg/時×50kg=245kcal

■体重60kgある成人が30分間の水泳(クロール、ふつうの速さ)を行う際の消費するエネルギー量の推定値が約250kcalである。「水泳(クロール、ふつうの速さ)」のメッツは8~8.9であるから、計算式:8×1kcal/kg/時×60kg×30/60=240kcal 8.9×1kcal/kg/時×60kg×30/60=267kcal

■食事制限のみによる体重1kgの減量は、体内エネルギーの減少量として、約7000kcalである。計算式:9000×0.75+4000×0.25=7.750kcal(脂肪は約9キロカロリー、たんぱく質は約4キロカロリーであり、体脂肪量と徐脂肪量の減少の割合は3:1程度である。)

■肥満者が減量する際は、初期体重の3%減を目標に設定するとよい。

■運動量が多い人は、貧血になりやすいが、その栄養学的原因としては、たんぱく質・エネルギー・鉄の摂取量の不足が考えられる。(カルシウムの摂取量の不足は、貧血とは直接的に関係はない。

■全ての種類の運動のエネルギー源として不可欠なのが糖質である。

■全摂取エネルギーに占める炭水化物の割合は、55~60%である。

■過剰摂取について、脂肪だけでなく、過剰に摂取して糖質もたんぱく質も、体内で脂肪に変換して蓄えられる。

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